労働型と経営型、あなたはどちらのタイプですか?

経営者には2種類のタイプがいます。

それは、「労働型社長」と「経営型社長」です。

あなたは、どちらのタイプだと思いますか?

どちらかによって、あなたのビジネスの利益アップの妨げになっているのかもしれません。

なぜかというと本来、経営者がやらなくてはいけないことができていないからです。

自社を成長させたいのであれば、この内容はきちんと理解していたほうがいいと思います。

思考を変えなければ、行動は変わりません。

行動が変わらなければ、結果も変わりません。

ビジネスにおいても家庭においても同じなのです。

 

1.労働型社長

我々のような中小企業で一番多いのが、この「労働型社長」なのではないかと思います。

なぜ労働型が中小企業で多いかというと、経営者が全部できてしまう規模だからです。

自社の規模だったり、個人の規模を考えたときに人に任せなくても自分で全部できてしまうのです。

誰かに任せるってことは募集をかけてスタッフを雇わなければいけませんし、スタッフを雇うということは人件費がかかってきますし、スタッフを雇わない場合でも任せるってことは外注しなくてはいけないのでお金がかかります。

それだったらお金もないし、自分でやったほうがいいと考えてしまうのです。

でも、それは大きな間違いなんです。

確かに利益としては自分でやっていたほうが手元に残ります。
ただ自社だったり、個人の成長としてはある程度までいけば、頭打ちになってしまうのです。

あなたがどこまでの収入を望むかによってそれでも問題はないのですが、ある程度の規模にしていこうと思われているのであれば、考えなければいけません。

労働型社長は商品やサービスに関わりすぎてしまっているのです。
それしかやらないで、他のことは全く手がつけられない状態です。

商品を改善したり、顧客の満足度を上げようと必死に動きまわったりと自分自身ですべてやってしまいます。

ガッツリ商品やサービスに関わりすぎてしまっていると、当然時間が足りなくなり、本来社長がやらなければいけない仕事ができなくなってしまうのです。

これでは、自社や自分自身の成長の妨げになってしまうのはお分かりいただけますよね。

自社の将来のビジョンを効果的に組み立てるのではなく、現在の売り上げのみに目がいってしまうからです。

 

2.経営型社長

経営型社長」とは、目標・目的があり、会社の制度やルールを作り、採用した人材が働きやすい職場を作ったり、給料・評価・採用・育成・人の管理などを常に考えて、一つ一つ実現できるように考えるのが仕事です。

もちろん商品やサービスのことも考えなければいけませんが、そこばかりにフォーカスしてはいけないのです。

自分がやらなければならないことが集中してでき、任せられることは人に任せられるのが「経営型社長」なのです。

経営者や会社のリーダーが仕事に対する能力を高めることができたなら、当然個人としても会社としても大きく成長できるのです。

そのときに必ず必要となってくるのが、人を動かす力の成長です。

商品を生み出すときには、たくさんの人が関わっていることを忘れてはいけません。ビジネスも商品も人によって成り立っているのです。

いくら一人でビジネスをやっているからといって、人との関わりをなくしてできるビジネスはありません。

人を動かす力は絶対に必要なのです。

2-1 必要な3つのスキル

まず1つ目は、「リーダーとしてのスキル」です。

会社であれば今後何年かはしっかり発展することができる目標・目的・価値観を設定することができることをいいます。

会社であれ、個人であれ成長していくためのはリーダーが先頭に立ってやらなければいけません。

学生のときであれば生徒会長や、部活だったらキャプテンなどがしっかりとみんなをまとめていたと思います。

統率を保つためには必要なのです。

自分が関わっている人たちを目的地に向かえるように導くのです。

2つ目は、「仕組み化を生み出すスキル」です。

これはお金を生み出すのにもっとも必要になってくることだと思います。

誰でもできるようにしていれば、会社や店はまわります。

社長がいなくてもいい状況を作るのです。

それが会社だったり、店舗の売り上げにも関連してくるのです。

ある程度、仕組み化を構築できればあなた自身がやらなくても従業員などで仕事ができるようになるのです。

3つ目は、「経営のスキル」です。

目標・目的・価値観、仕組み化やプロセスを常に気にかけて、改善し続けていかなくてはいけません。

それが本来の社長の仕事なのです。

これができなければ自社の成長はあり得ないのです。

長期的に自社の発展をさせていくためには、効果性の高いチームを作り、目的地まで導いていけるようにリードしなくてはいけません。

もちろん売り上げだったり、利益などの数字の部分も見なくてはいけません。

それをすべて相対的に見なくてはならないのです。

 

まとめ

私自身も最初は「労働型経営者」でした。

なぜかというと、全く知らなかったからです。

なぜ知らなかったかというと、誰も教えてくれなかったからです。

それは当然ですよね。勉強しない限りは知ることもできないのですから。

意識を変えるだけで、行動は大きく変わります

行動が変われば、結果も変わってきます

今の現状を変えたいと思われているなら、まずはそこから変えてみてはいかがでしょうか。

面倒だと思うかもしれませんが、こうしたことの積み重ねが何年か先までの成果に繋がってくるのです。

現状のままでいいと思っている人はそのままでいいと思います。

ただ今の現状を何とか変えたいと思っている人はすべてを一気に変えるのではなく、一つずつ変えていくことが自分自身の成長に繋がってくることだと思います。

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